Google Cloudがマネージド・コンティニュアス・デリバリー・サービスを発表
Googleは先日、GKEへの継続的デリバリをより簡単に、より速く、より信頼性の高いものにする、マネージドでオピニオン性の高い継続的デリバリサービス「Google Cloud Deploy」を発表しました。
コンテナイメージのアーティファクトを様々な環境にデプロイすることは、多くの人にとって依然として困難な作業であり、合意されたベストプラクティスはまだありません。
「Google Cloud Deployは、GKEへの継続的デリバリを行う上で直面する課題をより深く理解するために、50社以上のお客様と議論して生まれたものです。クラウドネイティブな企業から伝統的な企業まで、一貫して3つのテーマが浮かび上がってきました。それは、所有コスト、セキュリティと監査、そして統合です」と、Google CloudのプロダクトマネージャーであるVictor Szalvay氏はブログに書いています。
Kubernetesの継続的な配信の運用コストは高く、最善の再現性のあるプラクティスを特定するにはリソースが必要で、コアビジネスから時間を奪うことになります。そのため、Google Cloud Deployは、自己管理型の継続的デリバリソリューションにありがちなスケーリングやメンテナンスの責任を排除します。また、パイプラインとターゲットを宣言的に定義することで、構造を提供します。
セキュリティに関しては、Google Cloud Deployは、個別のリソースアクセスコントロールと実行レベルのセキュリティにより、きめ細かな制限を可能にします。また、ユーザーは、リリースの促進、ロールバック、承認などのフロー管理機能を利用することができます。
Cloud Audit Logsは、ユーザーが起動したGoogle Cloud Deployのアクティビティを監査し、誰が特定のリリースを昇格させたか、または配信パイプラインを更新したかを一元的に把握することができます。
また、統合に関しては、Google Cloud Deployは、CIシステムへの接続、主要な構成(レンダリング)ツールのサポート、サードパーティの統合を可能にするPub/Sub通知の3つの方法で、GKE配信ツールのエコシステムを採用しています。
「包括的で使いやすく、費用対効果の高いDevOpsツールは、効率的なソフトウェア開発チームを構築するための鍵であり、Google Cloud DeployがCI/CDパイプラインの完成に役立つことを期待しています」とSzalvay氏は付け加えています。
出典:SD Times